昭和32.12.15 新樹社発行
高濱年尾句集『年尾句集』
笑顔にならないといけない、たまには。というわけで、上野の寄席に行ってきました。いやー、笑顔になれました。2800円で笑顔になれるんだから寄席はえらい。寄席に出てくる人達は面白かったり、そうでも無かったりするところが好きです。
そういうわけで、『年尾句集』の続きです。
大正八年
やがて又伸び来し氷柱ありにけり
あぁ、氷柱であることよ。
蜻蛉のふと追ひし虫を我も見し
おっ、食われるっ。蜻蛉はよく見るとすごいです、早い、強い。
大正十年
羽子はただ突かるるままの虚空かな
あー、あー、長閑だなぁ、あー。
大正十一年
生ビールの泡流る見て愉快かな
僕は缶ならキリンクラシックラガーが一番好きです。卯波では一杯目はサッポロの瓶です。美味しい。
寒鴉しきりに雪をおとしけり
うほほーい、うほほーい。
昭和五年
三千院の裏の添水やとめてある
うむ、とめてあるらしい。
昭和十年
賑やかに落ち流るるよ造り瀧
びゃあ~!
あぁ、長閑だなぁ。年尾句集、どう面白いのか伝え辛いけど、面白いです。忙しい時なんかオススメ。
じゃ
ばーい