年尾句集読んでなんとか年を越そう③

昭和32.12.15 新樹社発行
高濱年尾句集『年尾句集』

あー、寒い。あー、今年も終わりますね。12月は仕事が忙しくて日にちの感覚も曜日の感覚もないまま、あら、今年も終わりだわと、もうすぐ終わりです。今年は結婚、引越し、結婚式とバタバタしたなぁ。しかもバタバタしている時に自分の句集もまとめたし(作句以外はほぼA子と印刷所がやってくれました)。あ、配送作業は仕事の落ち着く一月中旬以降にします。少ないからほとんど配れまさんが…。

えー、年尾さんの句集読みましょう。これで年内はラスト。

落ちて来し木の実に打たれをかしけれ

をかしけれのタハハ

枯草の中に氷柱の光り見ゆ

これ好きです。普通な景色をよくよく見ると案外楽しい事が起きているもんです。

お遍路やものつつみつつ合掌す

遍路よりもお遍路の方が巡ってる感じが出ますね。

春の蚊は人になじまず去りゆけり

いつの蚊も別になじんでるわけじゃないけど。よく吸うか、そうでもないか、ぐらいな。

夏痩の人元気にて話好き

ソーメンばかり食べてからに。

福笹につけてもらひし何やかや

これも好きだなぁ。何やかや感が素晴らしいです。

かるたとる手がすばしこく美しく

シュパッ。

青蔦のホテルといへばわかる筈

そういう説明が一番困る。住所が大事。

鯉も老いこの寺も古り幾秋ぞ

ついでに僕も老い、的な句。そうだなぁ、鯉は老いるよなぁ。

ビルの窓に大阪城と春の雲

大阪に来て嬉しかった、と俳句。大阪行きたいなぁ、住んでも良い。食べ物の美味しい土地が好きです。

この頃の暮しが映り金魚玉

あー、この頃の暮らしが映っておる事よ。なんて事は考えないでしょ…。ちなみにかなり好きな句です。

さてさて年明けたら何書こうかなぁ。皆様来年もご贔屓に。

じゃ

ばーい