平成15.11.20 沖積舎発行
橋閒石全句集より
夢を見ました。東本願寺に似た大きなお寺に、ナントカ上人という偉い人が来る、というので、ものすごい人が集まりお祭り騒ぎに。
長ーい石段(があったので東本願寺じゃない)を色んな屋台がワッセワッセと登ってゆきます。まぁ、お祭りですな。
なんとその屋台の中には鰻屋さんがありまして、蒲焼屋さんと鰻屋さん(ご飯)の二台の屋台があちらとこちらにワッセワッセと登ってくるではないですか。
僕はナントカ上人に関しては、なんというかどうでもよく、鰻だ、鰻があるぞと叫びながら、友達と一緒に蒲焼屋へと走りまして、やっとの思いで蒲焼屋の前まで来ました。夢の中でもワガママな僕は、いや、どうせ高いんだ、鰻重が食べたいじゃないか。友達はマジかよと顔をクワッとしましたが、僕の友達は基本的に僕に優しいので、米の鰻屋を目指す事になりました。ナントカ上人の人気は凄まじく、浅草の何倍もの人がワッセワッセ。あぁ、ジュルリジュルジュル、鰻よ、僕の鰻よ、鰻食いたし、鰻食いたし、てふこさんの句は仕事辞めたしだったかしらん。鰻、鰻、鰻ちゃん。まさに鰻教ですな、これは。さぁ、鰻へー!鰻へー!と急ぐわけです、はい…。
と、いうところで目が覚めたんです。なぁ頼むよ、このままじゃ気持ち悪くていけない。安いので良いからぁ、でも美味しいやつ。
と朝からA子を拝み倒してとうとう鰻にありつけました。
A子はまさに観音様でございます。
はい、今日は『卯』から。
若布売のまぼろしに逢う塚の裏
普通のおばあちゃんだったかもしれないと思うと楽しい。尾道ではシャコ売ってるおばちゃんとかに出会えます。
立春の風呂沸きすぎて誰もおらず
最近のお風呂は「お風呂が沸きました」と教えてくれるので、偉いと思う。
なみなみと熱湯はこぶ夕牡丹
ダチョウ倶楽部の営業。
若竹の時間を睡りころげたり
これ可愛い、好きです。中学、高校生達に教えてあげたい。勉強なんかやめて俳句やれば良いじゃないか、駄目だけど。将来困るけど。
ふるさとや黙って砂を食う烏
リアルですね、ふるさとってのは現実的にはそんなもんかもしれません。
晩年の波のかなたの杜若
結構あっち。
わが影を残して帰る冬の浜
村上春樹の小説に影がぼくに話かけてくるやつありましたね、あれ好きです。ハードボイルドみたいなタイトルのやつ。
兄弟を隠して透ける冬木立
あっ。
鳥墜ちし夢の続きの雪掃かん
鰻食いたいとか夢を見ている内は詩がないですな。
白魚のまぼろしや傘ひらくとき
スカイフィッシュって結局居るんですっけ?どうなったんだっけ…。
蝶になる途中九億九光年
あ、有名句きました。ここに入ってたんですね。これは夢がある。良い方の夢がある。
炎天に出て洩らしたる微笑かな
えへへ(病院に行きましょう)。
落鮎に極楽日和嘘なりけり
落と打とうとすると、越智と予測変換されます。越智くん元気?
蟷螂の斧枯るるとき雲を掴む
これは僕好みです。自在なじーさんになりたい。
昏きより声あり蝶の生れけり
ォォォィ。
巡礼の先頭に立つかたつむり
いざ、有休の続く限り四国へ。そういや僕30歳だけど、生涯一日も有休というものを使った事がない…。ニュースで流れる景気というやつは富める者しか関係がないような…。あ、悲しくなってきた、巡礼に行きたい。あ、駄目?はい、会社行きます。
席立って席ひとつ空く秋の暮
ポカン。
うーむ、自在な句集でした。
じゃ
ばーい。