橋さんと言えば?◯石さん⑦

平成15.11.20 沖積舎発行
橋閒石全句集より

最近ありがたい事にたくさんお手紙をいただきます。面識の無い方からブログ見てます、とか、きりんのへや見てます、とか書いてある事が多く、なかなか嬉しい。今のシリーズなんか今回で七回目に入ると、もはや久留島くんと亜美さんぐらいしか見てないんじゃなかろうか、そろそろ敦子さんや村上さんや若い子に人気の平井くんとかをマクラに書いて面白くした方が良いのかしらん、とか悩んだりしている僕には勇気が出ます。

ほんと言うと別に悩んで無いけど、勇気が出るのは本当です。

あぁ、雪だなぁ。

『和栲』からです。

故山我を芹つむ我を忘れしや

おぉ山よ、見ればまはりに芹つむ我。

北窓に金色の凧あがりけり

金色が嬉しい。

きさらぎの手の鳴る方や落椿

おっ、有名句ですね。きさらぎがきらきら見えて綺麗。

山を巻く一筋縄の涼しさよ

一筋縄でいきました。

白露や老子の牛の盗まれて

老子「お、おのれぇぇえぃ!!」

ひとつ食うてすべての柿を食い終わる

食べたから。ひとつしかないから。

浮世絵を抜けてうつつや暮春の鹿

やっほ。

昼風呂を出て藁塚を遠望す

やっほ。

白葱を二三本ぬき鼓うつ

やっほ。

韮臭き僧と端山の月を見たり

とうとう「臭ぇよ」と言ってしまうところがみたい。

寄席裏に住みついて夏大根おろす

哀しいと可笑しいは近い。

人になる気配もみえず梅雨の猫

気配ないにゃん。猫だし。

見ぬふりの仏もありぬ苔の花

救ったり救わなかったりぐらいが良いんです。

階段が無くて海鼠の日暮かな

あぁ、代表句ですな、ここに入ってました。なんというかね、よくわかんないけどよくわかると言うか。

顔じゅうを蒲公英にして笑うなり

これ好きです。可愛い。

薇がほどけるまでの寝釈迦かな

これも好き。寝釈迦というより昼寝っぽくて良い。こんな晩年を迎えたい。

すっぽりと大根ぬけし湖国かな

これももちろん好き。すっぽり感がとてもすっぽり。

いたずらに僧うつくしや二月の山

もうっ、いたずらに美しいんだからっ。

耳ふたつ落ちてありけり木下闇

落ちてない。

白扇をたためば乾く山河かな

これも大好きだけど、わかるような、わからないような。最近俳句が上手くなる、というより、もっと作りたいように作れるようになるためには、長生きしなきゃな、とか考えてます。保険入らないとな、とか。

虫籠をかかえて書店素通りす

素通り感がよく出ています。

見えているだけで安堵や冬大樹

あぁ、落ち着く、落ち着き過ぎる。

じゃ

ばーい、あ、敦子姉さん誕生日おめでと。