平成15.11.20 沖積舎発行
橋閒石全句集より
芝不器男俳句新人賞の公開選考会に行ってきました。知らない場所に行くのは不安なので、とりあえずA子も連れていきました。
懇親会で、ほらほら、あそこの人が関さん、あれがサトアヤね、富田さんだ、ほらほらあの人、とA子に俳人を覚えさせました。A子は総合誌をきちんと読んでる人と同じぐらい俳人に詳しいと思います。
あ、高山れおなさんだ、どーも、どーも、西村麒麟です。僕、つげ義春好きです、あ、こないだ可愛いお葉書ありがとうございました。山種美術館行かれたんですか、僕も行きたかったんですよ、あれ、可愛い日本画展。
とか、せっかく楽しくお話していたら…
ふぃ~♪
と変な奴が飛び込んでくるじゃありませんか。
わぁっ!?
僕の持っていた日本酒がれおなさんのコートにっ!!
もちろん変な奴、無礼な奴の正体は越智くんであり、わわわ、何やってんだ馬鹿っ!と僕が慌てました。れおなさんは優しいので、いや優し過ぎるので怒らず…。
越智くん、お詫びに頭を丸めて豈へ入って雑巾掛けからやりなさい。もしくはホトトギスに入って敦子姉さん(芸歴三十周年)の鞄持ちからやりなさい。
越智くん、僕は人に俳句頑張れとか言わないけど君にだけは言います、女の子とばかり遊んでないで俳句やりなさい。
そんな越智くんは広島カープの絵の付いたお菓子のジャンボソースカツみたいなやつをくれました。まぁ、あれは、ちょっと嬉しかった。美味しくいただきます。
『微光』以後より。
行秋の屋根裏にして独り言
そこに落ちつく場所がある。
預かりし物をそのまま年暮れぬ
まま。
石蕗咲いて仲よく耳が疎くなる
でも大丈夫、楽しい晩年。
蝶凍てており巻尺を巻き返す
硬い。
炬燵から庭の指図をしていたり
わかりやすく麒麟好み。
花ぐもり大きいだけの甕なりけり
わかりやすく麒麟好み。
鳩笛を吹いてみて買う暮の春
吹いたら買いなはれ。
ジェット機がすれすれに去り杜若
近い、でかい。
イギリスの茶器もよろしき螢の夜
割れたらすごい悲しい。
花の絵が傾いており梅雨の壁
梅雨っぽい。梅雨の壁っぽい。
糸瓜咲きつんつるてんを憚らず
よいよい、別に。
歯がひとつ抜けたる秋の笑いかな
がっくりと抜けてナハハ。
難しき名の花貰う冬うらら
カタカナ覚えない。飲み物はお茶。
ふー、十一回かかりましたが終わりました。さて次は何やろうかな。
じゃ
ばーい。