2014.3.31 株式会社実業広報社発行
筑紫磐井句集『我が時代 ー2004~2013ー〈第1部・第2部〉』
3月29日、ある結社の祝いに参加された帰りらしい磐井さんにばったりお目にかかりました。
そこで色々立話。
何やっているんですか?いやー、中山奈々ちゃんって居るでしょ、あの子、今日西村家に遊びに来てくれるって言うから迎えに来たんです。あまり頑丈そうじゃないから夜の新宿をうろうろさせるのもなと思って…。そんな弱そうかなぁ、あなたの方がよっぽど弱そうじゃない?そうそう、僕、弱いんですよ。あははは、そうでしょう、そうでしょう。ちょっとタメて、すっと自分を指差さして…
私も。
あははは。
さらにさらに立話。
そういえば句集ってそろそろ出したりされるんですか?みたいな話になり、えぇ、出しますよ、またまたぁ、明日かもしれないし、二十年後かもとかですか?あははは、びっくりしますよ、あ、この前五七五でもない、何か短い句のやつ拝見しました。
そう、私、進化してるんです。
あははは。
どこが僕でどこが磐井さんの言葉かは想像におまかせします。
数日後、4月1日、僕の句集祝いを飲み屋で行いまして、磐井さんも来てくださり、ヒョイっと封筒を取り出して、出ましたので差し上げます。と…。
えっ!?句集出たの!?発行日を見ると3月31日、ほんとにびっくりしました。
姉君と雪の降る日の貝あはせ
うらうらと雲雀上がりて西の京
小雀と名づけてつかふ女童(めのわらわ)
あによめの日傘を借りてせみしぐれ
草田男をいぢめて楽し座談会
先生のまともな答へあるはづなし
過去の作品から僕の好きな句をいくつか。
さて、最新句集を読んでいきましょう。
さういふものに私はなりたくない
嫌。
東京は「ないものがある」心地よし
好きなのか、嫌いなのか、でも心地良いのか。
僕の周りに猫の魂ふはふはす
可愛い猫よ、永久に。ふはふはが可愛く切ない。
犬を飼ふ 飼ふたびに死ぬ 犬を飼ふ
あぁ、切ない、サングラスは涙を隠すためのもの。
傑作な落書きゆゑに立たされし
されど謝らないっ。三島の『午後の曳航』を思い出しました、いや、別にこんな場面無いけど。
辛き世の妻のいひなり楽しけれ
深ーい、愛であります。
ゐたかなあ不思議な顔の子が隣
甘酸っぱいなあもう。
夏休みもう半分も過ぎたのか
甘酸っぱいなあ。
大胆なはだかを思ひ水着買ふ
豈 豈
豈
という水着。
「食べられる野菜」と言へる本を読む
へーと読み、ほーと閉じる。
悪霊となつて子猫を驚かさう
わぁっ!!と来て、はははは。
君知るや 胸傷みつつ批評するを
猫好きな人は良い人です。犬好きも。
是非皆様買って読んでみて下さい。
と、書きなさい、と言われたわけじゃないけど。良い句集です。
じゃ
ばーい