素敵な今夜③

昭和47.3.1発行 浜口今夜句集『今夜句集』

先日、久留島くんが泊まりに来てくれました。

それはそれはもう、あーだーこーだーと楽しく飲んでは俳句の話。

「猫帖」見てよ、ほら、ここ、磐井さん家の猫の写真可愛い。魚目さんの俳句とかをさぁ。あれ、日本酒がないや、ビールに戻るけど良い?で、関西誰が今すごいのよ?へー、あ、焼酎あるよ、飲む?いや、読めば良いってもんじゃないよ、ねぇ、読んでなくても、でもさ、うん、わかるわかる、そうそう。でね…。

あーだーこーだー

この前は奈々ちゃんが来てくれてね、働きたくないねぇーって盛り上がってさぁ。

あーだーこーだー

黒岩くんがさぁ

あーだー

越智め

こーだー

僕も「しやりり」みたいに愛されたい。

あーだーこーだー

無理ですよ、そんな二日酔いの俳句とか、女子大生が読みますか?

あーだーこーだー

えーと、気が付くと朝の四時でした。雀が鳴いていました。

さて、今夜さんの句集の続きです。

帆を下げて海原の春惜しみけり

ふぁーあ、春、好きだなぁ。

花は早なかりし大和めぐりかな

これ修学旅行だって。大人になればなるほど思い出大事。

やどかりに藻の芽に磯もぢきに春

ぢきですな。

よき凪にひじきの口が明きにけり

ひじきは一定日まで刈っちゃだめらしく、ひじきの口明けって言うんだぜ、みたいな事が書いてあります。

静かなる口明け前のひじきかな

静かなるよ、ひじき。

ひじき刈凪の挨拶かはしけり

や、ひじきですかな?そうともさ。

浪くれば浪にしたがふひじきかな

だって、ひじきだもの。

今回はひじき愛でした。今夜さん面白いなぁ。

じゃ

ばーい。