かな女かな 3

平成25.11.20 東京四季出版発行
『長谷川かな女全集』より

久しぶりに平日休みがありまして、朝寝、朝湯、昼酒、昼寝をしました。

たまにはこんな日もないと。

小学生の頃「三国志」がすごく好きだったんですが、孔明の昼寝中に劉備が訪ねて来る場面がありまして、昼寝に憧れを持ったのはあの時が最初だろうなぁと。

じゃ、「長谷川かな女全集」の続きをやりましょう。

『龍膽』の続きより。

夜櫻や人に見られずくぐる門

そっと。

コップの水に飼はれて金魚四つかな

金魚ゆらゆら死んでは嫌よ。四つってのが日々減りそうで哀しい。

日を避けて柱の人や白芙蓉

柱って、落ち着く。白芙蓉が気持ち良い。

綿入を着れば忌日の近々と

次々と、ではなく近々とで。

針地獄姉は恐るる供養かな

針地獄って恐くて一寸美しい。

よき家や朝寝の襖隙もなし

好きに朝寝がしていたい。

動きゐて雲静けさよ夏の月

まさに月の涼しき頃。

餅つきや笑へばゆるる桶の水

笑うから楽しいってなんだっけ。「浮浪雲」だっけ。

そこの紙に句を書きゆきぬ草餅寺

つらつらと、あぁ春。

白魚や肘枕して酔はぬ人

酒は男の子守歌、ってCMが高知でよく流れてたなぁと。

満開の櫻にしづみ朝櫻

朝寝、朝酒、朝桜、みんな違ってみんな好き。

梅雨晴れを歩けば草に蝶多し

世界がきらきら。

草餅寺の句から大正12年に入ります、かな女36歳。句集ますます面白く、まだ終りません。

じゃ

ばーい