昭和12.11.27 素琴志田先生華甲記念句集刊行會発行
志田素琴句集「山萩」より。
人とうまく会話が出来なくなってきているなと。なんだか一杯二杯飲んでからじゃないと照れ臭くて話が出来なく、三杯四杯と飲み続けていくと結局何を喋ったのか思い出せない。飲みに行く回数も減って人のたくさんいる場所に行かなくなってきたせいかなぁ…。
前に買っておいた志田素琴句集「山萩」を読んでいきます。
二階から呼びかけられし日傘哉
やぁ。あ、どうも。
人心彼岸の小銭惜しみけり
それもまた人心。
枯蓮や鴨の背中に日のあたる
鴨の背中があたたかい。そして丸い。
虫干や十巻の書に紙魚の道
長い。紙魚の道も。
今朝の秋生簀の魚は逃げてあり
逃げたか食べたか。
演習のあとに淋しき冬木かな
冬木ばかりが目につく。
萬葉に歌多き江や芦枯るる
これがあの。
じゃ
ばーい。