2001.2.1 川柳木馬ぐるーぷ発行
「現代川柳の群像」より。
俳句甲子園は出たことも見たこともないので、どんなものかはよくわからない。最近自分より若い人達と句会をすることが増えて、俳句甲子園に出場してきた人達が皆立派に素晴らしい選評を言えるのが羨ましいなぁと。
僕は、あー、とか、うー、とか言いながら、周さんのコメントの真似しようとかセコイ考えをしながら句会ではひっそりと座っている。俳句甲子園で鍛えあげられた人達とディベートしたら泣かされてしまうので絶対しないけれど、彼らの選評は勉強になる。
いつまでも、あー、とか、うーとか言っていてはいけないのだけど、まぁだいたいそうなってしまう。
川柳の続きです。
岸下吉秋
月並みな言い方をする薄い辞書
薄い、辞書だから。
ハーモニカの穴から父が出たがらず
晩ご飯ですよー、お父さーん。
友達の母友達にしてしまう
友達の母は友達です。
女ドライバーのその後を知らないか
北へ行くって言ってたぜ。
部屋一杯のからすと遊ぶ偏頭痛
なんとかしよう。
不器用な日もあるバスの運転手
かすったりもする、たまには。
鉈よりも重たい雲が垂れてくる
重たい感。
ベランダを作ればベランダで泣かれ
どうしろって言うのさ。
通り雨だった すももを少し買う
少しすももを少し。
貝殻の中に突然いたりもする
へろー。
じゃ
ばーい