ヘイタクシー、抜辨天まで①

2014.2.28 角川學藝出版刊行
間村俊一句集「抜辨天」より。

間村さんの日本一行詩大賞が決まり、嬉しいので「抜辨天」を読んでいきます。かなり格好良い句集です。

ちょっと前に初めてお目にかかった間村さん、三次会(僕はほぼ寝てた)の後で朝の五時半頃、さて帰るかと言う時間になってから「お寿司行くか、回っててもいいや、こんな時間だし、寿司行くか!」と仰ってですね、その時に空いてるような寿司屋が無かったため、お互いそのまま帰ったんですが、あぁ、男たるもの最後は寿司なんだと、格好良いなと、なんだか嬉しいような、面白いような気持ちになりました。

早朝のお寿司、行ったら行ったで面白かったかもなぁ、と時々思い出します。

さて、句集を読んでいきましょう。

どうやらもかうやらもなし水温む

なしったらなし。

うぐひすや下戸殿ゆるせ晝の酒

昼酒はがっつり。

蜃気楼なんぞも吐きて姉壮健

本日も調子よし。

くちなはとくちなはむすぶ遊びせむ

ギューっとね。

つくづくと見しがやつぱり蠅叩

確認に確認を重ねましたがやっぱり。

秋立つや電話ボックス異界めく

もしもし、今日帰れません、の電話を。

流し目をくれやらまいかほととぎす

極上の流し目あり。

釣舟につりびと見えぬ露伴の忌

あれ?幻談?

敗戦日冷やしケツネをずるずると

ケツネでもずるずると、あの頃。

星飛ぶや絶縁状とは洒落臭え

わざわざ、あん畜生め。

秋風や要らぬと言ふにものもらひ

ほんと要らぬと言うに。

白玉やほんまのことは言はんとこ

内緒内緒のうふふのふ。

虹盗みおほせし手際見事なり

惚れたぜ。

人よりも遅れて笑ふ癖も露

少し遅れてケタケタケタ。

瓢箪のどこより笑ひ聲のする

瓢箪は居心地が良いので、何か居ます。

猫笑ふ日もあり裏のさるすべり

人生は楽しいにゃん。

この句集、とても面白いのでもう一回やります。

じゃ

ばーい