平成2.11.20 富士見書房刊行
俳句研究別冊 能村登四郎読本
「あんたは冒険しない」と、敦姉に十年ほど言われ続けている。
これはお店選びの話で、僕は好きなメンバーでいつもの店に行き、いつものメニューを頼むのが一番好きで、安心する。
どこ行こうかと言う話になった時には「この前行ったあの店であれをまた食べたい」と必ず言うのだけど、敦姉は「あんたはほんとに冒険しないねぇ、まぁ、いいけど」と言いながら、六割ぐらいは要望を聞いてくれるので、良い人だなと思う。
登四郎句集『冬の音楽』より。
ただ寒きばかりに過ぎて今昔
あら、もう。
強いられて極寒の死者合掌す
極寒。
魞挿して湖の憂色はじまれり
いつもの憂色の時期。
鮎食べて齢ほのぼの兄おとと
うまいね、うん、うまいね。
急に能が見たくなりたり落葉の香
だって、そうなんだもん。
冬紅葉日陰日陰へ水はしり
控え目な、水。
病めばただけむりのごとき去年今年
寝てばかりですよ。
朝寝てふよきものありし朝寝する
朝寝宣言。朝寝朝風呂は最高です。
無邪気なる神々棲める芽吹山
はしゃいだりもする、神。
溜息はどの石仏か木の芽冷え
石仏B「ふぅ…」
じゃ
ばーい