登四郎どうしよう12

平成2.11.20 富士見書房刊行
俳句研究別冊 能村登四郎読本

「あんたは冒険しない」と、敦姉に十年ほど言われ続けている。

これはお店選びの話で、僕は好きなメンバーでいつもの店に行き、いつものメニューを頼むのが一番好きで、安心する。
どこ行こうかと言う話になった時には「この前行ったあの店であれをまた食べたい」と必ず言うのだけど、敦姉は「あんたはほんとに冒険しないねぇ、まぁ、いいけど」と言いながら、六割ぐらいは要望を聞いてくれるので、良い人だなと思う。

登四郎句集『冬の音楽』より。

ただ寒きばかりに過ぎて今昔

あら、もう。

強いられて極寒の死者合掌す

極寒。

魞挿して湖の憂色はじまれり

いつもの憂色の時期。

鮎食べて齢ほのぼの兄おとと

うまいね、うん、うまいね。

急に能が見たくなりたり落葉の香

だって、そうなんだもん。

冬紅葉日陰日陰へ水はしり

控え目な、水。

病めばただけむりのごとき去年今年

寝てばかりですよ。

朝寝てふよきものありし朝寝する

朝寝宣言。朝寝朝風呂は最高です。

無邪気なる神々棲める芽吹山

はしゃいだりもする、神。

溜息はどの石仏か木の芽冷え

石仏B「ふぅ…」

じゃ

ばーい