2015.11.1 マルコボ.コム発行
岡田一実句集『小鳥』より。
ドラマや映画を観て、まさか作りもので泣くわけないだろう、
名作「東京物語」は何度も観ているけれど(
こんな調子では老人になったらどうなってしまうんだろう…。
さて、岡田一実さんの句集『小鳥』を読んでいきましょう。
あたたかや皺に皺ある象の尻
大きな動物の大きなお尻。
まづ光のびて生まるるしやぼん玉
しゃぼん玉の不思議。
語彙少ないし放課後レタスバーガー
僕はちなみにベーコンレタスバーガーが好きです。
墓石の天へ長きや竹の春
すーっと墓。
うなみさなみ帽子飛ばされさうですわ
飛びそうですわ。
更衣室開けて涼しき塩素臭
そこに涼しき塩素臭。季語の使い方が面白い。
鉄骨の折られ畳まれ夜店消ゆ
夜店も祭もあっという間。
どかどかんと止まる極暑の洗濯機
頑張れ頑張れ洗濯機。リアルな句。
蝙蝠やバーテンダーの肘高く
滅多に行かないけど僕はマティーニかジントニックを飲みます。
ジェットコースターがくんと重陽の海へ
僕は高所恐怖症なので、観覧車も実は怖い。
うつくしく檸檬をぬらす島が待つ
僕は檸檬と言えば瀬戸田の檸檬。
極月のマーブルチョコが散らばつた
硬くて綺麗なマーブルチョコは今でも好き。
風花やタップダンスはかうかしら
楽しい句。タップダンスが出来ればきっと楽しい。
墓石のうへに蜜柑の剥いてあり
ワオ、剥いてあり。
丸餅の丸餅が壊れてゆく怖さ
西の人間なので餅と言えば丸。もちろん壊れるのは嫌。
五月の喇叭ふるへそむるや
パポー。
僧ひとりにて渡るべき虹
ちょっと虹の上まで。
小鳥遥かに星をたのしむ
この世は楽しく、よく見れば美しい。
可愛いサイズの句集で、鞄に入れて持ち歩きやすいところも良い、
じゃ
ばーい