ただいまー、炬燵でぬくぬくしていた麒麟です、あ、あけおめ

「2012 俳句年鑑」(角川学芸出版)を読む

いやいやいやいや、明けましたねー、いや~ほんとね、いやいやほんと、皆様明けましておめでとうございます、西村麒麟でございます、実家の尾道でぬくぬくと過ごしてました、久し振りにしばらくきりんのへやをさぼったりしてね、ゆっくり過ごしちゃいました。毎日昼からビール飲みながら寺から寺へテクテクテクテク、楽しかったなぁ、あ、岡山で石原ユキオ氏と遊んできました、ヘンテコな話ばかりして大変楽しゅうございました、いやぁ良き正月休みでした。そんなお正月も終わりでして…

みんなー、ただいまー!!という事できりんのへや今年も初めます、みんな待ってたかい?(待ってたと言って)
一回目はあけおめ、という事で、スペシャルキリンです、クリスマスに途中で力尽きてしまった俳句年鑑の続きをやります、多分また途中で力尽きる気が今からするけど、ま、やりましょー、さてさて今年もやるぞー、全力でリラックスしながら、ほい!読むよー

貧乏や石より冷ゆる亀の甲
柴崎左田男

いや、なんかすごい冷ゆる、すごい上五

買ひし下駄履いて帰るも五月かな
島谷征良

俺が男だ的な、気持ち良いッス的な

白梅のいろいろ紅梅のいろいろ
嶋田一歩

いろいろがちらちらと見えてきて嬉しくなっちゃう

華麗なるもののひとつに芋の露
杓谷多見夫

華麗なる芋の露、って言うとなんだかsmartでcool!

一切を委ねて滝の落としけり
鈴木貞雄

落ちるんじゃない、落としけり

花吹雪この世に忘れものないか
たむらちせい

最後の最後に持っていきたいものって何だろう。できれば、ま、いっか、と手ぶらで行きたい

友情はとむらひにあり春の雪
たむらちせい

たむらちせいさんの俳句、僕は昔から毎年楽しみにしています、この句、若造には詠めない、美しい春の雪、こういう句を読むと、たまにはちゃんとした俳句も作りたいなと胸が痛い…

夕ざくら湯気の立つもの食うて泣く
田中亜美

この句、雑誌で見た時から好きだったなぁ、この句を読むと、うんうん、と少し泣きそうになる、亜美さんの句の中で一番好きかもしれない。

初旅や山のズボンに山のシャツ
田中春生

とにかく元気、大事なこと

海に藻がゆらりとひらく涅槃かな
対中いずみ

ゆらりが抜群、極楽を感じます、いやぁ良い涅槃句です

眠るならここ六月の青山河
高田正子

ナイスプランです

踊子の小鹿のやうな鼻持てる
高柳克弘

そんな踊子とお近づきになりたい、可愛らしくて魅力的

雪降るや巨大画面の歌姫に
高柳克弘

夜の水族館ぐらい静かで美しい

ほめ殺すはがきもまぎれ小鳥来る
竹中宏

誰か僕をほめ殺してくれまいか、もう、なんか駄目になるぐらい

短日の結局何も仕ずじまい
竹村文一

こんなぼやきを敢えて愛したい

これといふ狙ひのなくて草矢打つ
棚山波朗

へへへ、と力無く、男は皆淋しいのです

杞陽師を偲ぶ話題も西虚子忌
千原叡子

こういう句を読むと、ホトトギスの楽しさが少し羨ましくなったりする、お茶会とかに交ぜて欲しい。

カーテンの壁から子ども冬日和
津川絵理子

そんなね、幸せなんかうらやましくないもん、…嘘です、羨ましいです。

朴落葉水が欲しいか火が欲しいか
津田清子

ん?僕?愛、愛が欲しい、あ、全然俳句と関係無いけど

簪のような夕焼けへと帰る
対馬康子

簪!あぁ素敵、心に綺麗な詩心を飼っていないと、簪とは出てきませんことよ

もやもやの平成の世を生きてしまふ
筑紫磐井

もやもやうじうじふわふわ楽しくね、生きていこう、俳句もあるし

あとがきの面白きこそよき句集
筑紫磐井

そこ!?

命終に年金のこと切に思ふ
筑紫磐井

切に、が可笑しくって哀しくって良い、可笑しいはいつだって少し哀しい、タハハは哀しくてちょっと寂しい

憎しみもみな飴色や籐寝椅子
辻田克己

これぞ大人の俳句、飴よ飴色

軍艦はきらいおでんの豆腐好き
坪内稔典

へー、そっすか、とか言ってはイカン、軽いとこが重いのだ、軍艦ね

冬の木の背筋に触れてみたりけり
土肥あき子

細くて白くて冷たい小雪が好き、中谷美紀も変わらず好き、あ、土肥さんも好き、今年もたくさん遊んでくださいませ

鳥の巣を囲んで人の消えにけり
鴇田智哉

人間関係に疲れるとふっと鴇田さんの句が読みたくなる、ヘタに慰めたりしないところが良い

寒といふ弩(いしゆみ)をひきしぼりたる
友岡子郷

すんごい寒そう、イシユミヲヒキシボリタル、すんごい寒そう、僕もアホーな句ばかりじゃなくこんな句も作りたい

雨といふ水うつくしき夏炉かな
鳥居真理子

そういや雨も水だった、鳥居さんもいつも心に詩心を飼っていて、発想が美しい、俳句が美しいよりも発想が美しい方が僕は好きだなぁ

何といふことはなけれど春の闇
中杉隆世

もうほんと何ということはないけんど、ぼかぁ愛そう、こういう句を、スパッとした俳句のよろしさもあれば、ボワッとしたよろしさもあると思うんですよ、いやいやほんと

坂を来る人を見てゐる団扇かな
中西夕紀

この余裕が良い

汗と紙と万年筆や重信忌
永島靖子

血と汗と涙をもっと垂れ流さないとたどり着かない場所がある

月の村文字のごとくに人踊る
長嶺千晶

ひらひらとくるくると、ロマンがある

海老蔵の切つた張つたや花の春
長谷川櫂

めでたい、あっ、先生!?明けましておめでとうございます、今年もはい、頑張ります。酒はあまり飲んでいません。

ふー、もう駄目、疲れました、続きはまたそのうちいつかやります、神野さんに、オッケ、年鑑やるよ、って軽く言ってはみたものの意外と大変でした…、でも負けない、絶対最後までやりますことよ。

さーて、尾道でゆるゆるのびのびでぶでぶしてた麒麟ですが、来週からまた月、木の21時アップ予定で頑張ります。血と汗と涙とタハハ、まだまだ絞ってないはず、今年も頑張るぞい!

じゃあ今年初めの、せーの、バーイ!