「ごろべえ、」 野口る理

「ごろべえ」 野口る理

ほんたうはたぶん赤この白黒しやしん
懸命なしやつくり朝曇の中に
卵に熱あるまま冷やし中華かな
笑はせるために扇子を使ふらし
競ひ合ふやうに若葉の満ちゆけり
さはつていい?と訊く手よ避暑にならねども
鼻歌の日向に瓜守の心

(臨月7句)