「月へ帰る日の靴」 野口る理

「月へ帰る日の靴」 野口る理

月影に草木おだやか花はげし
へしやげつつ月光を知る段ボール
帰路に月男の好む高架下
るきんふおみい枕等に硬き月
日記読む日のために月見上ぐるよ
のりものとしての身体ぞ月今宵
靴に住む一家に月明かりまぶし