三食につまみと酒や明け急ぐ
きりんの家26日目「飯、飯つまみ、酒所望」
右手に弁当を持って、麒麟出勤中。
朝五時半に目覚まし時計が残酷に鳴ってですね、バシンと蠅を打つように麒麟起床です。そしてゆさゆさA子を起こします。
A子はムクリと起き上がり、タタタと台所へ、そして昼の弁当二つ分と朝食を作り始めます。それは実に見事な手際の良さです。会社では「忍者」の異名のA子だけにそれはそれは素早い。
僕は布団の上で夢うつつなまま、ボーッとA子の背中を見ています。で、しばらくすると、申し訳ない気持ちになり、いそいそと布団をあげます。
なんとも不思議な事ですが…
麒麟は起きれるがしばらく動けない
A子は起きないけれどすぐ動き出す
となってまして、僕は起きる以外は朝あまり役に立たないんです。
5時30分起床で6時30分には家を出なければなりませんのでその間に
麒麟
①起こす②布団の片付け③電車内ど読む本とその日の歳時記を選ぶ
だけなのに対し
A子
①朝食②弁当二つ③珈琲④洗い物⑤ゴミ
を見事にこなします。まさに忍者。
手伝いなさいよと叱られそうですが、朝は時間がないので僕が手を出すと余計時間がかかります。
いやー、A子ちゃん、あなた偉い。
「これからも弁当箱は洗ってね」
もう一回言おう、偉し!
じゃ
また明日!