古代魚の瞳に映り昼寝覚
高校三年生の夏が終わり、「センター試験まで後100日!!」なんて黒板にカウントダウンが書かれ出すと、いよいよ本格的に進路を決めないといけない気分になる。(僕の場合はセンターを受けていないし、そんなことを言うと高三のこの時期にまだ進路が決まっていないのかと注意されたのだけど)
当時俳句に没頭する傍ら、大学生に混ざって特別支援学校のボランティア指導員をしていた僕は、保育・幼児教育・小学校の資格を取った上で、子どものプロフェッショナルとなって特別支援に関わろうとしていた。共学の幼児教育学科が少なかったり、特別支援の資格が無いと既に採用が無くなってきていたりという問題もあったが、根本は「子どもに関わる」ことが重要なので、就職の選択肢が増えて良かった。惜しむらくは、部活顧問として教え子を俳句甲子園に導けないということだけだった。
僕の親は何でも「自分の好きにしなさい」と言ってくれたので、高校三年間をみっちり部活動に注ぎ込んだ。今でも俳句甲子園や他の大会に出るか出ないかくらいでは、学力的な意味で進路に影響はなかったと断言するし、「先生は頑張って勉強して良い大学に行ったんだぞ」と言うよりも「俳句や放送の大会に出て、仲間と素敵な時間を過ごした。自分の人生を楽しむために、本当に必要なことをしなさい」と言ってやる方が、余程先生らしいと思っている。
まぁ、夢はいっぱい、現実はいっぱいいっぱいなのだけど、受験を苦に命を投げ出すなんてことだけはしてほしくないなと思う。