2014年9月19日

月明の女体のどこか菌生え

藤山直樹教授の講義がメラニークラインのことに及ぶと、鮮烈な不安が私の幻想を切り裂いた。
私は心の中にあの「穴」が居ることを思い出した。
私には足枷がついていて、そこから伸びている鎖は「穴」のほうへと続いている。少しずつ、でも確かにずるずると鎖は穴へと引き込まれていく。
足枷は外れない、光が遠ざかっていく。それなら、私の方から鎖の先へ歩もうと思った。