2015年3月12日

落ちさうな風を拾うて風車

昭和三年、「花鳥諷詠」という理念が高浜虚子によって唱えられた。「人間もまた自然の一部である」というその考えは、自然と調和し、共存していく道を示してくれる。自然と人間を二項対立として捉え、人間を中心に考える西洋の世界観とは根底から異なるものだ。

自然を観察し、分析することによって科学技術を発展させてきた。しかし、人間の自我が肥大したばかりに自然破壊が進んだ。西洋の人間中心主義は破綻の危機に瀕しているのではないだろうか。「花鳥諷詠」の俳句が人間を救い、ひいては地球を救うと信じている。