2015年3月30日

柳絮いま分厚き風を選びけり

「芦屋ホトトギス会」という句会がある。稲畑汀子先生、稲畑廣太郎先生のご指導の下、兵庫県芦屋市で毎月開催されている。全国から百人以上の方々が集まり、少し遠方ではあるが、私も出来るだけ参加させていただくようにしている。

今日の句は、その句会のために用意した作品。芦屋市は自身が生まれ育った場所であり、俳句と出合った場所でもある。上京して八年の月日が経ったが、やはり故郷に足を運ぶと青春時代の思い出はもちろん、少年時代に抱いた夢や理想が鮮やかに蘇ってくる。