2015年6月14日

蟻の道みんな住処をもっている

関係性に名前をつけられない不思議さ。当の私だって、突然やってきた見知らぬ者、そう思うと不思議な気持ちだ。皆受け入れるか否かではなく、全部がそこにあるもの、といった感じ。私は、寒ければ薪ストーブと猫に近づき、喉が渇けば戸棚からコップを取り出した。レラさんに、バスを降りてから道に迷った話をすると、「でもカムイたちに導かれたから来れたんだよ。来たいと思っていても、途中で来られなくなってしまう人だっているんだから」そう思って待っていたのだと笑った。
船旅で疲れたからか、その言葉の力強さに安心したからか、その夜はすぐに眠りに着いた。