首長き花瓶西日を注ぐため
山盛りのご飯を食べていると、ノックなどなしに次々と人が入れ替わり立ち替わり現れた。中でもヘッドライトを着けて山から降りてきた男性には驚いた。チセに寝泊りしているのだという。けれど、家にいた何人かの子供たちは全く気にしていない様子。先ほど迎えに出てきてくれた男性が、「荷物は学校に置いておいたから」と言う。建物は主に三つあり、アイヌの伝統的な萱葺き屋根の家(アイヌ語でチセ)、レラさんの部屋のある母屋、そしてアイヌ語学校として使っていた二階建ての建物を学校と呼んでいるのだそうだ。この場所にはどうやら、たくさんの人たちが集っていることが分かった。