2015年6月24日

泳ぎつくならば大きな腕の中

海岸には丸い石がたくさんあり、広い集めていると曇りがちだった空が、かっと晴れた。レラさんは、カムイが喜んでいるのだと言う。日が翳ると、今度はいつまでも石拾いしてないで早く帰りなさいと言われてしまったと、来た道を戻った。自然の様子を知らせとして受け取っているのだ。

帰りの道、進む方向に驚くほどの大きな虹が現れた。レラさんは、イチャルパの感謝の気持ちだと喜んだ。遠い物語を歩いているような気持ちで、ひんやりと水の匂いのする虹を見上げていた。