2016年3月12日

たましひに触れて春禽鳴いてをり

震災以来、春の鳥の鳴き声が以前とは異なるように聞こえる。泣いているように聞こえる、のである。それは空を羽ばたいては、亡き人に触れ、亡き人の思いを託されているからなのだろう。