2016年4月9日

うららかに注ぐカフェオレ食堂車

2月6日(火)。列車の揺れで目が覚める。昨夜、海辺の町をのんびり出発したのに、今朝は山岳地帯を猛烈なスピードで走っている。外はひどい雨。食堂車に出向いて、クロワッサンにトースト、クッキーの朝食。ボーイさんが高々と持ち上げたポットからカフェオレを注いでくれる。
10時45分にリスボンのサンタ・アポローニア駅に到着。雨は小止み。ド・ゴール空港での失敗もあったので、レートは悪くても真っ先に両替を済ませた。ぼったくりのような手数料に意気消沈して、徒歩で市街を目指す。風に飛ばされてくる波しぶきを浴びながら、テージョ川沿いをコメルシオ広場まで歩く。また雨が降りだしたので、マックに避難。二人組の物乞いの少年が、カウンターでハンバーガーをねだっていたりして、何となく落ち着かない。宿を探すため、土砂降りの街へ出る。