2016年3月27日

風光る鷗は人が好きなのです

春分の日に、船に乗り小さな島に出かけた。震災の前年に行って以来だ。船が、動き始めると鷗が近づいて来る。風に顔をむき出しにして。前回この船に乗った時は、海上を飛ぶ鳥に餌をあげても良かった記憶があり、たくさんの鷗が船を囲んでいた。いつの頃からか餌をあげるのが禁止になり、船に追随する鷗もだいぶ少なくなっていた。でも少ないながらも、船上の人に近づく鷗がいた。島は、港周辺の風景は変っていたが、海は変らず、海光に満ちていた。