2016年9月24日

矩形波ふたつ三角波ひとつ竈馬

長嶋有さんは自分が俳句を始めるきっかけを与えてくれた方だが、その長嶋さんの小説にも旅や移動の場面を多く描いたものがある。『ジャージの二人』(集英社)、『佐渡の三人』(講談社)、『愛のようだ』(リトルモア)。これらは長嶋さんの作品のなかで個人的には特に好きなものだ。

(長嶋さん、谷崎潤一郎賞おめでとうございます!)