2016年12月15日

寒林をナイフのごとく行き違う

12%e6%9c%8815%e6%97%a5%e3%83%90%e3%82%b9%e7%82%8e%e4%b8%8a

次女が突然札幌移住を果たしたので、一度は部屋を見に行こうと
思っていた。
娘から仕事があるので夜にしか会えないよと言われ、
それならと昼間は旭山動物園までのバスツアーに参加。
現地で4時間遊んで往復のバスがついていてこのお値段!!
という格安ツアー。
愉しく遊んでバスの皆さんとぐっすりお昼寝の高速道路で
突然「ボン!」という音がしてバスが徐行を始めた。
パンクしたんじゃないかな?
と全員が思い、ヨタヨタとバスは近くのサービスエリアへ。
運転手のおじいさんがエンジンも切らずに外へ様子を見にでたので
私も一緒に降りてみた。
他の若い乗客の皆さんは興味ないのかしらねー、と思いつつ。
パンクはしていないようだけど、臭い。
こんなバスで怖くて札幌まで戻れないわと強く代替えバスを要求してみる。
いったいどこがこんなに臭いのかしらとタイヤをのぞき込んだら、
火が見える。
たたたた大変!(といいつつ写真を撮る)
とバスの皆さんに「慌てて降りてー」と声をかけて(反対じゃないかという皆さん、
だって火がでているんですから)
サービスエリアの店まで走り消火器を持って走る。
ここ数年で一番の走りを見せたはず!
乗客の男性に消火器を渡し、119へ電話。
「ところであなたはバスガイド?」と聞かれ
いえいえ私はただの乗客。
結局、指示を受け乗客の皆さんに並んでもらって点呼。
そうしてバス炎上の日が暮れ、札幌の夜は「生還祝い」となったのだった。