2017年9月10日

副葬の品のひとつを月として

●かたちなき●

〈かたち〉なきほにゃらら、なんて言い回しがあります。

これ、わたしもよく使うんですが、使いつつ心の中では〈かたち〉のないものなんてないよねえ、とも思ったり。

だって、人の感覚に捉えられないものも、そういった〈かたち〉として、わたしたちは観想するわけで。

あと、永続的に見える〈かたち〉にも、おびただしい儚さの残滓が含まれていることを、忘れないようにしたいです。