野犬ガクハフル我ガ左手ヤ盛爪
目の前の飢えた犬がわたしの左手を運び去ってゆくことを自然の理と思う。許すというのは、こういうことなのだ。いまわたしはすべてを許せる。一切の怒りや妬み、あらゆるマイナスの感情を捨てて何もかも受け入れることができる。
高橋さん、あなたは高橋有子さん、学者、の、写真撮りましたね一緒に、が、車の中で震えていたので、会えて良かった、いなくなったかと思ってた、車、故障ですか、お困りですね、そう話しかけたかったんだけど、やはり声にはならなくて、なづき、って、なん、ですか、高橋さん泣いてかわいそおい
美味 し い。ありがとう。ガラス混 りの高 橋さ 、右手だけでまぶたをちぎって眼球をつまみ出してうまくつまみ出せなくて口で直接眼球を眼球を吸ってコンタクトレンズを吐き出すとまた緑色に塗った男の子が来て撃た撃た撃たるるる撃たるるるるじゃましないでほしい、でも許す、可食部分は善だから美味しいものはかわいいから許してあげられる防弾チョッキを丁寧にはずして腕を丁寧にはずして皮膚を伸ばして歯ごたえを楽しみながらみんな来て寄ってたかって食べるからすぐになくなる高橋さんの水晶体酸っぱかった。