閏日のなければ春の月平ら
閏日のある年に開催されるのが、そう、夏季五輪だ。
2004年アテネ五輪、13歳のとき。なぜか祖母とぼくと妹との3人で避暑先の草津温泉にいて、みなで福原愛の試合を一喜一憂しつつ観戦していたところ、実は中継映像ではなかったがために途中で結果を知ってしまい、唖然とした記憶がある。あ、それから、閉会式の聖火の受け渡しを見ながら、4年後にはなにをしているだろうと、なんとなくわくわくしたのも覚えている。
2008年北京五輪、17歳。いちおう受験生という身分だったので、ほとんど五輪を見た覚えはない。けれども、俳句甲子園に向けた特訓の合間にチームメイトと顧問とで繰り出した学校近くの喫茶店にて、ケチャップのたくさんかかったオムライスを食べながら目撃した北島康介のガッツポーズは、いまだに鮮明である。あとはひたすら、4年後にはとっくに訪れているはずの花のキャンパスライフを夢想するばかりだった。(男子校だったし。)
そして2012年ロンドン五輪は…さしたる感慨もなく足早に過ぎ去った。
でも、性懲りもなくぼくは、4年後リオデジャネイロのスタジアムで熱狂するぼくの姿を想像して、楽しくなる。