冬蜂の骸を目にして、縞の深さに着目したちぐはぐさが、一句に真実味を与えた。暗く深い縞が、その死を紛れないものにしている。冬蜂の命が失われた取り返しのつかなさ。冷徹な描写によって、かえってまざまざと感じられる。
「里」2014年1月号より。作者は広島高校の二年生。〈廃船に朝のはじめの光かな〉〈鉢植えに何もないこと冬のこと〉にも強く惹かれた。「死して」「廃船」「何もない」というゼロ地点から見えるものに、まっすぐ向き合おうとする姿勢。そこから生まれることばに、私もまっすぐ向き合いたい。
冬蜂の骸を目にして、縞の深さに着目したちぐはぐさが、一句に真実味を与えた。暗く深い縞が、その死を紛れないものにしている。冬蜂の命が失われた取り返しのつかなさ。冷徹な描写によって、かえってまざまざと感じられる。
「里」2014年1月号より。作者は広島高校の二年生。〈廃船に朝のはじめの光かな〉〈鉢植えに何もないこと冬のこと〉にも強く惹かれた。「死して」「廃船」「何もない」というゼロ地点から見えるものに、まっすぐ向き合おうとする姿勢。そこから生まれることばに、私もまっすぐ向き合いたい。