味噌汁と冬と啄木、三つの素材を並べて「好きです」と言い切った。三つに共通するのは、どこか薄幸そうなところ。味噌汁を啜りながら、寒い冬を耐え、「じっと手を見る」と呟いてみたりする、そんな暮らし。
付け足されたのが啄木だというのも面白い。味噌汁のほうが啄木よりも先に来るのだ。そこに諧謔が生まれる。調べてみると、なんでも、啄木はじゃがいもの味噌汁が好物だったとのことで。
尾崎淳子句集『只管ねむる』(ふらんす堂 2015年9月)より。
味噌汁と冬と啄木、三つの素材を並べて「好きです」と言い切った。三つに共通するのは、どこか薄幸そうなところ。味噌汁を啜りながら、寒い冬を耐え、「じっと手を見る」と呟いてみたりする、そんな暮らし。
付け足されたのが啄木だというのも面白い。味噌汁のほうが啄木よりも先に来るのだ。そこに諧謔が生まれる。調べてみると、なんでも、啄木はじゃがいもの味噌汁が好物だったとのことで。
尾崎淳子句集『只管ねむる』(ふらんす堂 2015年9月)より。