蝶が頭上を舞ったので見上げると、その向こうには青空が広がっていたのだろう。さっぱりとした句である。空と別にありではなく、空の青さと別にあると言っていることから、蝶も青系の色だったに違いない。けれどもその質感の違いははっきりとしていて、どちらも美しいものだったのだろうと感じさせられる。
『現代俳句の世界12 高浜年尾 大野林火集』(朝日新聞社 昭和60年)より
蝶が頭上を舞ったので見上げると、その向こうには青空が広がっていたのだろう。さっぱりとした句である。空と別にありではなく、空の青さと別にあると言っていることから、蝶も青系の色だったに違いない。けれどもその質感の違いははっきりとしていて、どちらも美しいものだったのだろうと感じさせられる。
『現代俳句の世界12 高浜年尾 大野林火集』(朝日新聞社 昭和60年)より