「かなた」という言葉について、過去のことを思い出しているという鑑賞をされることが多いが、
これから起こるであろう未来のことに思いを馳せているとも読みたい。
どちらにせよ、今この現在から、過去も未来も「かなた」のもので、
それが心細くも安心しているような、心の機微を描いている。
「紺」という色のチョイスも渋く、静かでたおやかな抒情がある。
第2句集『風切』は波郷30才の頃に刊行されたものだが、すでに成熟した格調の高さを感じさせる。
『風切』(『石田波郷読本』角川書店、2004)より。
「かなた」という言葉について、過去のことを思い出しているという鑑賞をされることが多いが、
これから起こるであろう未来のことに思いを馳せているとも読みたい。
どちらにせよ、今この現在から、過去も未来も「かなた」のもので、
それが心細くも安心しているような、心の機微を描いている。
「紺」という色のチョイスも渋く、静かでたおやかな抒情がある。
第2句集『風切』は波郷30才の頃に刊行されたものだが、すでに成熟した格調の高さを感じさせる。
『風切』(『石田波郷読本』角川書店、2004)より。