淡路島「バイクで俳句2」レポート

10月8日~10日の三連休、淡路島にある「国立淡路青少年交流の家」で、「バイクで俳句2」という二泊三日のワークショップ事業を担当してきました(江渡華子・神野紗希)。

まずは、かんたんな俳句のレクチャーをしたあと、秋のくだもので俳句を一句、つくってみる。
用意したのは、りんご、すだち、レモン、柿、ぶどう、そしてじゃがいも。もはや果物ではない。

「いきなりできないよー」とは、意外にも誰もいわず、時間内に、しっかり作品提出。
人気だったのは

初デートバケツ片手に葡萄狩り  かつゆき

バケツがリアルですね。奥様とのリアルな思い出だそうです(きゃ)。

そのあと、残った時間で、季語を探しに施設の目の前にある海岸へ。
季語ビンゴ(ビンゴのますに季語をひとつずつうめていく)を実施。
鈴虫、蔦、つゆくさ、秋の海、水澄む、色変えぬ松・・・。
自然ゆたかな施設だけに、25個のビンゴのますがすぐに埋まりました。

すばらしい夕焼けも堪能。しばしことばを失うわれわれ。

夜は、情報交換会と称して歓談タイム。
はじめて出会ったひとも、ひさびさに再開したひとも、えびぐらたんやサザエのつぼやきをつつきながら、夜長をたのしんだのでした。

二日目

この日は、メインイベント、お遍路吟行。
徳島県の1番札所から3番札所まで、歩いて俳句をつくりました。

マイクロバスで徳島へ移動。

 

たくさんことばをひろってきたあとは、施設に戻って、句会・初体験。 

人気だったのは

木犀を見つけるたびに近づいて  けんた

走っても歩いても良い秋の道  ようへい

ほかにも

秋空にはずむおしゃべりつえの音  やよい

猫じゃらし猫くすぐられ良きしぐさ  まさたか

秋遍路読経するうち人増えて  きょうすけ

わたしたちも、俳句を出しました。

サボテンとダリアと洗濯物と風   紗希

どこも秋線香の香の残る髪   華子

夕食のあとは、キャンプファイアー&お月見。

キャンプファイアーなんて、いつぶりでしょうか(わたしは高校の運動会以来です)

つめたい海風にふかれていると、火のあたたかみをあらためてかんじました。

最終日は、集大成として、海で俳句をつくります!

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