2007.2.12新学社発行
近代浪漫派文庫39前川佐美雄/清水比庵
よき妻A子が熱を出し、どうしていいか狼狽えて、とりあえず会社を休み、病院というところへ行ってきました。
僕は病院嫌いで、骨でも折れない限り行く事はありません。高熱を出してもフルーツをもりもり食べ厚着をして寝ればなんとなく治ります。
が、目の前で苦しい苦しいと言われたらフルーツ食って寝ろ、なんて言えませんからあわてて病院へ…
お医者さんは良い人でした。ちなみにただの風邪みたいです。
というわけで、比庵さんの短歌の続きをやります。好きな歌が多すぎてなかなかページが進みませんが…
うらうらと光りのどかに人々のあそべる声は聞けど絶えぬかも
のどかな町に光りあれ
あくびのみしてをりけれど寒からずはた暑からぬよきあくびなり
あくびのみしていたい、ダメだけど。
ほのぼのとうかびし緋鯉うごくにもあらずふたたび沈みゆくもの
やる気が出ない、あ、僕の事ではなく
雨ふると思ひし如くふりいでぬしづかにふりぬ出で行くをやめぬ
コンビニに行くのさえ面倒。
燃ゆるごと残暑かがやく軒空をとんぼが一つゆくけしきなり
小さくて力強い命を見ると、なんだか嬉しくなってきます。
夫の機嫌わるしといふ歌一つあり十三年の遺詠の中に
あぁ、悪かった…。A子ちゃん長生きしてね。
雨ふりてひとりごたつに酒のみてたのしむ手紙よめばたのしも
うししし
雨ふりてひとりごたつに思ふ友遠くはあれどあればたのしも
いししし
雨ふりてひとりごたつに書くこともなけれど手紙書けばたのしも
あぁ、素晴らしきは友達。これ「ひとりごたつ」って連作なんですがどれも素晴らしいです。ぜひ買って読んでみてください。
良寛も酒を好みき酒のめばをどりもしたりをどりたくして
手鞠ポンポンゴーゴー・ダンス
じゃ、A子ちゃんが風邪なんで
ばーい