平成2.6.20.永田書房発行
日本伝統俳句協会叢書(3)
今井つる女句集
先日、高勢さんとA子と三人で焼酎会を行いました。デッカい焼酎瓶をずらりと並べ、ひたすらロックで飲み比べると言う過酷で楽しい会でございました。
5時から始めて10時には解散したんですが、酔いますね、危険でした。
高勢さんを駅まで見送るついでにアイス買ってきてやるよ、とA子から千円をもらい、ポケットに突っ込んで駅へ向かったのですが、手ぶらで帰ってきてですね…。
あれ、アイスは?と聞かれたら
そんなもん買ってる場合じゃないんだよ!
と言って座ったまま寝てたみたいです。千円はA子にポケットから回収されていました。
朝起きて朝一に会社で吐くぐらいグラグラでありました。
なんと言うか千円もらった事すら覚えてないんですけど、まぁ生きて帰ってきて本当に良かった。
そんじゃ今日はつる女さんやろうかな。
あるお方(お元気ですか?夏休みでしょうか?今度焼酎会しましょう)に頼みこんでいただいてしまった思い出深い句集です。ふらんす堂の精選句集と読み比べてみたりしても楽しいです。
初雀こぼるる影を日の障子
日本の可愛いお正月
お雑煮の秀衡椀のけつこうな
これはこれはけつこうな、このやわらかな下五を愛したい。
忘れたるところはとばし手毬唄
忘れたところはルルルで
万両も千両もありわが狭庭
楽しく住んでます。つる女さんの句は家に愛がある。
梅の径用ありげなる人も行く
ちょっちゅね
雛まつる我生涯の長かりし
そしてつる女さんは雛忌(立子忌)の句も多いのですが、つる女と立子の事を考えるとジーンとします。
鎌倉をみるみる包む春の雪
鎌倉を驚かしたるみるみる、みるみるってなんだか可愛い
病室にふわふわ育ち春の塵
どこにいても楽しみを見つける事が得意だったんじゃないかなぁ
子が走る犬走る風光りけり
手塚先生のブッダじゃないですが、ごらん、世界は美しい。
先づ水を打つて祭の店仕度
あらよってなもんよ
よちよちと鴉がよぎる梅雨の森
鴉を追いかけながら迷子になりそう
思ひ出したくなき黴の日記あり
秘密は秘密のままが良い。
藪蚊との戦ひに負け寺を去る
多分デカイ
いつせいに金魚浮かみぬ我に向き
ポニョっぽい、ちなみに昔ポニョの映画観に行って泣きました、全然ポニョが出てないところで…。
送り火の消えたるあとの闇重し
思い出の数だけ闇がやわらかで重い
秋の蝶人の心を覗きゆく
秋の蝶「調子どう?」
音もなく鯊舟ふえてゐたりけり
ベンチに座ってずっと見ていたい。尾道にいたせいか、小さな舟が好きです。
明日がある秋夕焼の旅たのし
今日も明日も楽しい、最近こういう句が好きです。頑張れる。
大欅その枯木ぶり見んと来し
俳人らしいなぁ、おぉー枯れてる枯れてる、大欅なら味わいがあるでしょうね。
冬の川鏡の如きときありぬ
たまにね、キラ
魂の抜けし姿に蓮枯るる
からりとそこにあって
何回かつる女さんが住んでいた街に行った事がありますが、パン買ったり、梅見たり、うろうろするのにとても楽しい街です。
そんじゃ
ばーい