昭和40.11.30笛発行所発行
『たかし全集第一巻』より
ここ数年、電話をする、という行為が減ったなと。昔はよく仕事が辛い時なんかは大学の友達に長電話をしたりしたもんでした。そういうのは楽しいもんです。
30歳になるとみんな色々あって電話のできる友達も減っていきます。あぁ寂しい。
最近唯一電話をくれるのが、Mさんぐらいかなと。
「今、橋の上です」「もしもし、西村麒麟さんのお電話ですか?」「お元気ですか?」「こんばんは、松原健之(Mさんが今一番好きな歌手)です」
別に用事も無く、意味も無いみたいですが、よく電話をくれます。
気が済むと
「さようなら、またいらっしゃい、○全句集はあげません、まだあなたの熱意が足りません、健之のチケットはあげます」
と電話を切るのですが、かかってこないとそれはそれで寂しい。意味の無い電話というのも、なんというか、いいもんです。
村上さん、今日も健やかでありますように。今度CDいただきに参上します。あ、間違えた、Mさん、ま、いっか。
何やろっかな
家に全句集がある人がいいな
あ、松本たかしやろうかな。松原健之とちょっと似てますね。
『松本たかし句集』より
麗や皆働ける池の鴨
なんか、えらい。
桃の小屋梨の小屋あり春暮るる
なんか、楽しい
だまされて遠道を来し霞かな
倍返しだ!
毎日の朝寝とがむる人もなし
これよこれ、こんな生活、鎌倉で。
一人とる遅き朝餉や梅日和
たまにはこんな朝を、鎌倉で。
ひろびろと桃畑あり松の中
俳句を始めた頃に「一番好きな作家は?」と聞かれて「たかし!」と答えていた時期がありました。今回読み返すとこんな句に気付けました。このあたりは最近の僕の好みです。やっぱりね、読み返すと色々わかります。
釣竿のぴかりぴかりと水草生ふ
もう嬉しくってさ
ロンロンと時計鳴るなり夏館
あぁ、軽井沢行きたいなぁ。最近新婚旅行に軽井沢でのびのびされた先輩方がいらっしゃいますが、いいなぁ。
西瓜より冷きものののぼりけり
これ読むたびに、何かなぁと。のののが泡みたいで良い。
萍に亀乗りかけてやめにけり
たかしにも、なんだよぉ的な句はある。嬉しい事です。この句好き。
秋晴れてまろまりにける花糸瓜
まろまりにけるよ、まじで。
雨音のかむさりにけり虫の宿
昔、この句が大好きで、色々真似しようとしましたが、クサくなります。ちなみに、この句は今も好きです。うーん、でも…
蜩や杉本寺のあさゆふべ
の方が今なら好きですね。好みは変わります。
鶏頭育つ花壇の外の唯の土
あえて、あえて言ってみた句。
地の底に在るもろもろや春を待つ
わくわく
朝朝の独り焚火や冬たのし
えぇ、楽しいですよ。嘘じゃないですよ。ちょっ、ほんとだって。
ひろびろと桃の枯木の畑あり
とてものどかな冬の景。
少人数の親しき仲の初句会
これが一番、なかなか難しいけど。
意外と知らない句もあるもんです。読み返してみるもんですね。
じゃ
ばーい