阿部青鞋句集『続・火門集』より。
昭和53.6.1 八幡船社発行
スーパーに行くと、鯖寿司をじーっと見つめます。すごく好きなんです、大好物。じーっと見てたらA子が買ってくれるんじゃかいかと言う思いも少しあり、じーっと、それはそれは熱心に見つめます。
鯖寿司って、なんであんなに美味しいんだろ。
京都で食べた鯖寿司美味しかったなぁ、西で、鱧、鯖が食べたいなぁ。
色んなことを思いながらじーっと鯖寿司を見つめる時間、結構好きです。
じゃ、先週の続きからです。
ふところの海の向かうの雲の峰
あぁ、夏だぜ。
授かりしところに瀧は落ちにけり
そこに、ドバッと。
あしかたくたたみしものを蟻が曳く
あしかたくたたみしもの「ひぃっ」
大きくて二匹のごときかたつむり
お、有名句ですね。かたつむりかたつむりですね。
雪渓の写真の匂ひ嗅ぎにけり
この雪渓はたまらないなぁ、くんくん。
やはらかき豚肉いろの七月よ
キャベツが食べたい。一緒に鍋に入れたい。
上くちびる下くちびるやいなびかり
よーく、見た。
きりぎりす馬づらをして鳴きにけり
これ好きな句です。なんでもないものが、なんでもなくなる可笑しさがあります。
じゃ
ばーい