野風~呂①

鈴鹿野風呂句集「野風呂第一句集」
京鹿子発行所 大正15.7.1発行

朝必ず起きるけどその後何にもできないのが僕。起こさないと起きない代わりに、起きた直後に働き出す妻A子。

机に向かおうと布団を跨いだ時に、くしゃみをして持っているコーヒーをこぼす僕。洗うA子。

朝ってのは大変だなぁと思います。

さて、今週から野風呂さんやりましょうかね。じっくり読めば色んな句が発見できる俳人です。

灸据ゑに二月の湖をわたりけり

「どうでも良い上五」というアンソロジーを出したら是非入れたい句。ライバルは虚子の「登戸や」等。

春浅き貝の酢のものたうべけり

飴のように伸ばしました、たうべけり。

船下りて皆灸村へうららかな

皆大好き。

出そびれて心おちゐる春の雨

それほど深刻でないガッカリ。

母つれて山々笑ふ旅にあり

時々団子とか食べて。

頼もしく満ちゐる水や苗代田

これは気持ちの良い句、命を感じる。

涅槃会に少しおくれて句の佛

前書きに「悼鳴雪翁」とあります。鳴雪にぴったりな句、鳴雪さん、会ったことないけど、多分そんな感じなんでしょう。

じゃ

ばーい