かな女かな 1

平成25.11.20 東京四季出版発行
『長谷川かな女全集』より

ちょっと前に友人の千方さんとぼるがで飲んでた時、最近遊んでるねー、と言われて、そういや遊んでるなぁ(俳句を作るために旅に出ること)と、我が家の財政はどうなってるんだろと不思議に思いました。

最近僕、財布を持たないようになりました。財布には100円も入っていなく、ジュースもA子に買ってもらいます。つまり、お金は全部預けていて、欲しいものがあると買って買ってとわめくのです。そうするとA子が預かってくれてる僕のお金から出してくれます。これはなかなか良い制度。というよりこうしないと僕はあるだけぺろっと飲んでしまうのでこうするしかない。

高額なものが欲しい時は31歳必死の甘い声を出します。あのさぁ、そのうちさぁ、絶対役に立つ時が来るからさぁ。限定品でね、無くなると古本で集めなくてはいけなくなるやつでさぁ、ねぇ、今月他に本買わないからさぁ…。

とかなんとか言います。必死です。

やっと手に入りました。『長谷川かな女全集』ゆっくり味わって読んでいこうと思います。

では『龍膽』より。

葉鶏頭端書一ぱいに書きにけり

ダイナミックに。かなりダイナミックに。

草踏めば沼へ螢の消えにけり

草、沼、螢みんな違ってみんないい。

棚の奥によべ啼きし虫や哀れなる

人生は色々なところから色々なものが出てきます。あわれなり。

風鈴にうつりて小さき庵かな

小さくて、とってもすきな庵。

羽子板の重きが嬉し突かで立つ

有名句ですね。この「嬉し」のめでたさが嬉しい。

鯊待つや空高々と舟の中

私まーつーわ(鯊を)。

美しき髪見つつ歌留多とりにけり

皆美しく負けちゃいそ。あ、ちょっと違う。虚子の話ね。

山の温泉のつつじに空きし部屋多し

人が少ないところでこそ、ごろごろしたい、と年々強く思う。

白玉に彩る紅や祭の日

だってお祭だもの。

鍋の中に蟹生きて居ぬ箒草

ここに箒草かと、今回驚いた句。この全集、面白いことが詰まっているような良い予感がします。『龍膽』もゆるゆる進めたいと思います。

じゃ

ばーい