平成25.11.20 東京四季出版発行
『長谷川かな女全集』より
最近、細川加賀さんについて色々調べていたのですが、加賀さんって、夢を見る時は必ず悪夢だったらしいですね。辛かったろうなぁ…。
僕、定期的にゾンビに襲われる夢を見ます。いや別に、僕が加賀さんぐらい素晴らしい俳人だと言いたいわけではなくて。
夢に出てくるゾンビはだいたいすごく元気で強く、全力で走って僕を追ってきます。
僕、疲れてるのかな…。
じゃ、「長谷川かな女全集」の続きをやりましょう。
『龍膽』の続きより。
尺八(たけ)吹けば琴のよくなる秋の風
つられて。尺八すげぇ。そして秋風と合う。
母とあればわれも娘や紅芙蓉
時には、ね。紅芙蓉でぐっと良い句。
江戸の話する母唐もろこしの一粒一粒
これは知らなかった句。江戸ってのが良い、明治とかではね。この全集の見所の一つは「長谷川かな女年譜」で、かな女、はじめて口を利いた言葉が「きれい、きれい」らしい。あぁ、素敵過ぎる。読物としてもこの年譜は楽しめます。
手凍るや句会果てたる椀二十
よくよく伝わります。お疲れ様でした。ちなみに句会はやっぱり二十人ぐらいまでが良いですね、僕が好きなのは五人ぐらいの句会ですが。少ないほど良い。
佛事次いで離さぬ珠数や梅淋し
まだ、寒いそんな頃に。
灯しの下に見知らぬ鳥の瞳涼し
あなた誰?はい、鳥です。それはわかる。
朝風や蚊帳のまはりを廻る猫
朝の猫感。猫、飼ったことないけど。飼いたいなぁ。
山見えぬ窓をしめたる梅雨かな
つまらないんですもの。宿な感じがどことなくします。
朝顔に朝書く癖の日記かな
文章は夜書くとろくなことない、と思いつつ、夜にしか書かない。
近江の鮒に庖丁はじめしたりけり
近江と言われりゃ、頑張ります。三年ほど、住んでみたいな、近江、あ、働かずに。無理だな、働こう。
呪ふ人は好きな人なり紅芙蓉
好きです、どろどろに呪ひけり。
どこの水に鳴く蛙かな夜の雨
水が良い。蛙に対して愛がある。
これ、良い句集だなぁ。
じゃ
ばーい。