蛇穴を出て見れば周さんの天下なり②

平成26.9.21 文學の森刊行
望月周句集「白月」より。

時間がないっ!あと二十分ぐらいで句会でございます。敦姉はどうせ来るだろう、文さんもきっと来る、タイスケさんはアロハシャツかな。周さんも来ると嬉しいな。

さ、周さんの句集二回目、これを書き上げて、句を作り句会へ行く、と言うのが今麒麟のやるべきことです。

「白月」後半です。まだまだ素晴らしい句があるよ。

溢れつつ虹を映しぬ甕の水

たっぷりなみなみ。

冷蔵庫開けてつめたき光浴ぶ

ハムがある、やった!と喜ぶ。

日焼の子すでに師ありてバッハ弾く

すでに偉い。なんか偉い。

築地本願寺狼の啼きさうな

毎年ここの盆踊に行きます。毎年村上さんを誘っては断られています。

降る雪や借りて愛読書となりぬ

あなたが好き、だから好き。そんな本が「ドグラ•マグラ」じゃなかったら良いな。

雛の間に将棋をさしてをりにけり

ピシリと良い音。

耕してありぬうれしくなりにけり

やったぁー!!耕してあるぅ!!

鎌倉は紫陽花を剪りはじめけり

混む、行くけど。

生きてゐる時計が一つ夏館

これ好きな句です。時計に愛がある。

どこまでも日が昇るなり蕎麦の花

ヘミングウェイ。って下五を思いつきました。

鏡師といふが暮らしぬ朝時雨

朝時雨がとても良い。なんだか良い。

一本の冬木をめがけ夜の明くる

その翌日のおでんが美味し。

来週からまたかな女です。やると言ったらやります。

じゃ

ばーい。