かな女かな 6

平成25.11.20 東京四季出版発行
『長谷川かな女全集』より

男同士のビアホールってのは実に良いもので学生時代の友達が東京出張してきたので数年ぶりに再会し、銀座のライオンへ。あそこは少々騒ぎたい時に良い。

同級生ながら、その友達は僕の三倍ぐらい稼ぐ優秀な男です。どうしてお前はいつまでも貧乏なのだと、学生の延長みたいな生活をして大丈夫なのかと心配され、えへへと言ってたら、こりゃ駄目だと思われたのか、たくさん肉を食べさてもらい、ビールを飲ませてもらいました。

ありがたくペロッと飲み干すのが、男の友情ってもんです。

僕は大ジョッキ五杯ほど、友達は昔は僕と同じぐらい飲んだのに、最近飲めなくなったとかで二杯しか飲みませんでした。

うーむ、僕もそのうち飲めなくなってくるのかなぁ。

それにしても、ライオンで飲むと気持ち良い。友達が居るというのはやはり嬉しいことです。

かな女「雨月」の続きです。

野山の色に眠れぬ旅となりにけり

心がざわつくほどの。

拾はれてならぬ句帖や年の暮

出来損ないの句を人に見られるのは絶対無理だなぁ。

薫風や子猫下り次ぐ庭草に

にゃー。にゃー。にゃー。

雨音の右手の雲に夏の月

あちらに見えますが、あ、見えなかった。

蝶のやうに畳に居れば夕顔咲く

これ好きな句です。そんな静かな時間を過ごしたい。

雨をよぶ山車を出しけり夏祭

A子は担ぐ、僕は写真係、これが西村家の夏祭です。ちなみに必ず雨。

生れたる日本橋の雨月かな

雨月って句集名ってすごく良いなぁと。僕は次の句集名も鳥にするつもりです。

波羅密を唱へ頂く秋の飯

ありがたく、秋の飯。

人形に魂を入れをり秋の人

そーれ。

青かぼちや梅雨退屈に煮られけり

長く長く、ぐつぐつ。

やっと「雨月」を読み終わりました。ちなみにまだまだ続きます。

じゃ

ばーい。