かな女かな 9

平成25.11.20 東京四季出版発行

『長谷川かな女全集』より。

毎日風呂掃除と洗い物をしています。はい、毎日してます、嘘じゃないです。

世の中では普通なことだけれども、独身時代にだらしない生活をしていた僕としては、あぁ、人間らしくなったなぁと。

慣れというのは怖いもので、31年も生きてきて、初めて包丁で指を切りました。

痛い。

我が師匠曰く

「油断してはいけない」

それは俳句の話だけど。

かな女全集を読みます。

句集「川の灯」より。

二つづつ川の灯黄なり雪積めり

かすかな感じが良い。二つづつが良い。

不器量の猫を愛して卯の花腐し

可愛い可愛い。犬の話ですが、ボストン・テリアがあまりに可愛いので、よく近くのペットショップで眺めてたのですが、やはり可愛いので買われて行き、寂しいです。

冷たしや式部の名持つ実のむらさき

後ろ手に一寸持つやつ。

元旦の灯を神棚ぬ仏壇に

ありがたや、ここにもあそこにも。

マラソンの止まることなし木蓮白し

軽快に。気持ちの良い句。

水蜘蛛に水面惜しみて睡蓮咲く

これも読み上げて不思議な面白さがある句。

水打つやひらひら築地河岸歩く

一句がひらひらぶらぶら、とても楽しそう。

尼若くはこべ踏んでも笑ひこけ

これも良いなぁ。笑ひこけが実に明るい。

とにかく、全句集を読まないとその作家の面白さはわからないと思ってますが、どこにそれを揃える金と場所があるんだと、悩むところですな。

じゃ

ばーい