2015.5.12刊行 私家版
若杉朋哉句集『朋哉句集』より。
激混みで話題の鳥獣戯画展を観てきました。混むけど、確かに混むけど、素晴らしかったです。
実物と印刷(後期に実物を展示)と両方展示されているのですが、印刷は魂が抜けているような、ぺたっとした感じがします。当たり前だけど、自分の目で確認するのは楽しい。
面白いんだけど、面白いんだけど混むんだよなぁ…。
良い句集をいただきましたので紹介したいと思います。
若杉朋哉さんの句集『朋哉句集』なんですが、これは良い、かなり良いです。
ではさっそく
あつさりと春の景色を描きけり
気持ちよく春。
ひとつかみ春の寒さや魚のわた
わた冷た。
空箱を見てゐる春の寒さかな
なんだか癒される。ずっとそうしていてはいけないけど。
ばか貝を焙つてゐるや春の雪
ばか貝は俳句にすると良い味が出る。
つぶやけばつぶやいてくる朧かな
友達は、朧。
高くから雨降つてくる五月かな
なんだか光まで感じる。
あの頃のまぶしき頃のさくらんぼ
玉置浩二「メロディー」は名曲です、昨日も聴いてました。
端居してそのあくる日の端居かな
毎日が日曜日なら良いのに。
一寸したことに驚く初秋かな
わっ。
クレーンのかたかた動く冬日かな
クレーンが愛しい。
寒さうな沼に杭出てゐたりけり
そんな沼。
周りからラムネに入る光かな
飲み干す。
よく煮えてゐる大根で話など
とりあえず大根が美味いって話から。
どの句もよく読み応えがあります。昔のホトトギスあたりを愛読されているのではないでしょうか。
僕もしっかりやっていこう。
じゃ
ばーい