涎どばぁ②

2015.4.19邑書林刊行
北大路翼句集『天使の涎』

翼さんがいつも居るのは歌舞伎町なので、会いに行くには怪しい店をいくつも過ぎなければならない。

村上さんは水を持ちながらふらふらしているので、たくさんのお店のお兄さん達に声をかけられる。

オッパイどうですか?オッパイ、行きましょうよ〜

村上さんも、いい加減に答えて逃げれば良いのに酔っているもんだから、これはしつこく行けばなんとかなるとお兄さん達も頑張る。

オッパイありますよ〜

村上さん「さっき行ってきたから大丈夫」

あ、もちろんイヤらしい店行きませんよ、我々。

お兄さんのこの後の言葉が良かった。

ファイナルオッパイしましょうよ〜

ファイナルオッパイ、なかなかすごい言葉だ。

村上さんはニコニコしながら、きりんのへやに使えるね、なんて言ってたので使いました。

ファイナル、オッパイかぁ…。

さて、翼さんの句集の続きやります。

たまきんが伸びきつてゐる扇風機

どうしようもなく。

秋暑しパンツが足りないので洗ふ

足りなくなったら、洗う。

泣きながら走つた道を月がゆつくり

そんな夜も。

秋風をぱくぱくするのはやめなさい

ぱくぱくぱく。

北大路翼の墓や兼トイレ

恐くて使えない。

長き夜の長く起きてるだけのこと

そんな夜は結構好きです。

ふるちんで喜んでゐる林檎の前

ふるちんとは自由。

老人とじつとしてゐるお正月

三日で飽きます正月は。

冷素麵ちよつとエッチな夢を見て

むふふ。これ好きな句です。ちよつとが軽くて良い。

新年の歳時記使つたことないな

たまにはぜひ。

かなぶんが怖い裸でゐるときは

飛ぶし、ちくちくするし。

2千句もあるけど翼さんの句集はすらすら最後まで読めます。面白いのでぜひぜひ。

次は何しようかな。

じゃ

ばーい