平成2.11.20 富士見書房刊行
俳句研究別冊 能村登四郎読本
友達が泊まりに来る時だけは、掃除を頑張れる気がする。それなりには定期的にするけれど、普段どうでもいいところ、細かい汚れ、風呂トイレをぴかぴかにするまでには力が要る。なんか細い溝みたいなところをゴシゴシこすったりしていると、本気になってくる。
村上さん家には約束無しで急に行くのに、どうしていつも綺麗なんだろうか、それが不思議。
今日は『幻山水』を読んでいきます、まぁこれも二回ぐらいで読もうかな、では。
一山に一樹のみある夕辛夷
一山一樹。おやつは一人三百円。
あはあはと鳥影すぎし春の杉
なんだか気持ちがいい句。春の杉がなんだかいいのかな。
過去帳を見るのみに訪ふ余花の寺
寺も見よう、ぜひ。
山越えて笛借りにくる早苗月
「笛貸して」「やだ」ということもある。
山ふかき六月滝の力みる
漲ってます。
薄暑なる藁匂はせて民話劇
味のある。
主死して濡れっぱなしの籐寝椅子
動かせば良いと思う。
水路より見ゆる家裏の盆支度
水路には町の気配がある。
ゆく舟を見て又睡る昼寝びと
昼寝びと「何度も言うが働きたくない」
遠近に積む刈草や観音寺
観音寺とあと刈草。
昨夜よりやや減るキャンプ夏惜しむ
最後の一人までキャンプ。
露微塵冥(よみ)から父の平手打ち
なんだか勢いのある父。冥はわりと出入りの自由がきくらしい。
沢蟹食べ口辺秋をただよはす
沢蟹はばりばりいくべし。
愛弟子と露の山ゆく約破る
先生だって行きたかったんだからねっ。
存分に蓮掘つて来し眼のひかり
ぎらぎらだぜ。
靴大き若き賀客の来て居たり
大足はいつも波郷を思いだす。
切り餅を買ふ正月も遠のきて
お餅のことが好きだからぁ。
ふところ手男の優雅さながらに
男も優雅であれ。
さて、天下の奇祭「裸祭り」の連作です、いきいきしています。
西大寺会場
裸詣りひとり走りてみづみづし
ぷりぷり。
裸詣り食ひ込む褌(ふどし)あなましろ
褌はふどしと読め。
裸詣り遂に濡れ身の遮二無二押し
秘技遮二無二押し!
水かけてすぐ湯気となる裸押し
あつあつだぜ。
神木目がけ裸落花す次から次
落下じゃないよ、落花だよ。
全部読みたい人は読本か全句集を買うか、ユキオさんに教えてもらうといいと思います。
座敷わらし消え春の日の白障子
ふわっと出たり消えたり。
うつうつと壺乾きゐる目借時
うつうつ感のよろしさ。
なんだか主に裸祭りでしたね。
じゃ
ばーい